
俳優キム・スヒョン側が、故キム・セロン氏が未成年だった時期に交際した事実は一度もなかったと強調した。
27日、YouTubeチャンネル『進撃のコビョン』に「キム・スヒョン俳優代理人|ガセヨン事件公式立場―捏造された証拠、歪められた真実」というタイトルの映像が公開された。この映像でキム・スヒョンの法的代理人である弁護士コ・サンロクが、ガロセロ研究所(ガセヨン)および遺族側の主張に対し、長文の声明映像で全面的に反論した。
コ弁護士は事件の本質は証拠捏造にあるとし、2016年・2018年のカカオトークメッセージ、軍服務時代の手紙・日記、各種写真の撮影時期を根拠に、キム・スヒョンが未成年時に交際していたという構図は虚偽であると主張した。
彼によると、論争の発端は2024年3月に故キム・セロン氏が知人に送ったとされる「立場文の草案」だったとされる。コ弁護士は、草案には2020年撮影の写真を2016年のものとして偽装するなど重大な誤りが多数含まれていたと指摘した。さらに、実際に公開された写真は2019年夏以降の成人期の短期間の交際に集中しており、未成年期を証明する資料は存在しないと説明した。
特に2016年6月のカカオトークのやり取りについては、トーク画面の発信者名やプロフィールをキム・スヒョンの2020年撮影写真に差し替えた偽造物だと断定した。また、当時の映画撮影スケジュールと会話内容は物理的に両立できないとした。2018年4月に軍服務中のやり取りとされたメッセージについても、当時は一般兵の携帯電話使用が禁止されており、DMZ作戦中で発信自体が不可能だったと反論した。さらに、同時期に書かれた軍日記の一部を提示し、夜間警戒や作戦記録などの具体性が高く真実性が認められると説明した。
軍の手紙と日常的なカカオトークを恋人同士の物語として脚色した点にも異議を唱えた。コ弁護士は、恋愛の形跡がない軍手紙や謝罪メッセージの間に暗示的な文言を挿入して恋愛フレームを作り上げたと述べ、2019〜2020年撮影の写真を未成年時代の証拠として誤って提示したケースもあったと述べた。2020年1月の病院での点滴写真も同年の診療記録で特定可能だという。
法的責任にも言及し、ガセヨンおよび関係者の行為は虚偽情報の拡散を超える組織的な世論操作だと主張したと強調した。さらに、2016年・2018年のカカオトーク原本とメタデータの提出、グループトーク履歴のフォレンジック復元協力、多数存在すると主張していた軍手紙の現物提出などを捜査機関に要求したが、これまで相手側は沈黙を続けていると述べた。
事件の背景については、故人の死後、生前に発表できなかった草案が第三者の手で実行され、捏造された資料と実際の資料を混ぜ合わせた虚構の物語が形成されたと主張した。虚偽情報が海外メディアにまで拡散し、個人および産業全体に大きな被害を与えたとし、国家レベルでの徹底した捜査と厳正な処罰を求めた。





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