
『勇敢な刑事たち4』では、犯人の卑劣な犯行と、それを追い詰めた刑事たちの執念が交錯した。
24日に放送されたティキャストEチャンネル『勇敢な刑事たち4』第55回には、釜山警察庁刑事機動隊1チーム長チェ・ヘヨン警正と科学捜査隊(KCSI)のユン・ウェチュル前警務官、キム・ジンス警監が出演し、実際の捜査日誌を初公開した。
KCSIが伝えた事件は、市内の公園で遺体が発見されたことから始まった。公園近くでサッカーをしていた住民が、落ち葉の下に埋もれた遺体を見つけた。遺体は20代前半の女性で、顔と腹部には石やブロックが置かれており、腐敗が激しく、正確な死因は解剖で確認された。現場には破れた下着が残されており、死亡推定時期は約10〜15日前とされた。
指紋照合でも身元が判明せず、未成年の可能性が浮上。翌日ニュースを見た女性が警察に連絡し、DNA鑑定の結果、遺体は家出中だった高校2年生・16歳の女子生徒であることが確認された。再婚家庭で育ち、学校生活に馴染めなかった彼女は、公園近くの地下ワンルームで同い年の女子生徒とその18歳の恋人、そして16歳の男子生徒と一緒に暮らしていたことが分かった。事件直前、被害者はその女子生徒と男子生徒と共にコインランドリーにいたが、女子生徒が席を外した隙に被害者と男子生徒が姿を消したという。女子生徒によれば、男子生徒は遺体が発見された公園のトイレ前で壁に胸を押し付け、独り言を言いながらうわ言のようなことを発していたという。彼は実は前科5犯で、少年院に二度入っていた経歴があった。
捜査チームは基地局の追跡で男子生徒の所在を特定。「殺した証拠があるなら見せてみろ」と強気に出たが、現場の吸い殻からDNAが検出され、ついに犯行を自白した。被害者に侮辱的な言葉を言われ、髪を掴んで押した際に転倒した被害者の首を絞めたと供述。下着が破れた理由については「揉み合いの中でズボンを引っ張っただけ」と根拠のない主張をした。裁判では一転して無罪を主張したが、両親と弁護士に犯行を認めた供述記録があり、「犯行について話していた」との同房囚人の証言も決め手となった。裁判所は、彼が未成年であり成育環境が良くなかった点を考慮し、長期10年・短期5年の刑を宣告した。





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