
SBS『同床異夢2-君は僕の運命』で、チョン・ウネとチョ・ヨンナム夫妻が互いを生かす「家族の愛」を語り、400回特集に温かな感動を添えた。
8月11日に放送された同番組では、チョン・ウネ家族の運命的な物語が紹介された。ドラマ『私たちのブルース』で双子役として共演し、親交を続ける俳優ハン・ジミンとチョン・ウネがビデオ通話で近況を語り合う場面も放送された。
番組では、家族が共に乗り越えてきた困難な日々が明かされた。母チャン・チャヒョンシルは26歳でウネを出産した当時を振り返り、「抱いた瞬間、初めて障害者を見た。戸惑いを超えて、人生が奈落の底に落ちたようだった」と告白。しかし不幸の原因は状況ではなく、周囲の視線にあると気づき、「逆に私が彼らを見よう」と考えを変え、母として新たな人生を歩み始めたという。
一方で、教育面ではあらゆる方法を試みたが「『私は障害者だ』という自己認識ばかりが強くなった」と感じ、娘の教育をやめた経緯も語られた。父ソ・ドンイルは「成人したウネには行き場がなく、洞窟のように引きこもって暮らしていた」と明かし、ウネ自身も「視線恐怖症や統合失調症にもなった」と過去の苦しみを淡々と語った。
そんなウネを外の世界へ導いたのは「絵」だった。23歳の時に初めて描いた作品をきっかけに、家族はフリーマーケットで似顔絵を描く活動を後押しし、カリカチュア作家としての道が始まった。
15歳年下の弟ソ・ウンベクも、常に姉が優先される生活の中で抑えてきた感情が爆発した日を振り返り、「なぜ自分はこの家庭に生まれたのかと悪い考えが湧き、初めて姉にきつい言葉を言った」と告白。その後、自らも精神的に苦しんだ経験から姉を理解するようになったと語った。ウネは弟について「純粋で子どもの頃は天使だった」と答え、感動を呼んだ。
番組では「2世」についての話題も取り上げられた。父と弟は「当事者ではなく家族が話し合うこと自体、正しいのか疑問だ」と慎重な姿勢を見せたが、母は「最終的に家族がケアすることになる」と現実的な見解を示した。
そんな中、子どもを望んでいたチョ・ヨンナムが口をつぐみ、不思議に思った家族に「もし子どもが障害を持って生まれたら義母に任せられないし、義弟や義父にも申し訳ない」と胸の内を明かし、スタジオをも涙ぐませた。インタビューでも「自分も障害者なのに、もしそうだったらどうしよう」という不安が先立つと語った。
義母チャン・チャヒョンシルは、そうした思いを理解し「とても立派で、同時に切なく悲しい」としつつも、正直な気持ちを伝えてくれた婿に感謝し、「今のように率直に話しながら一緒に考えていこう」と温かく答えた。
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